定期点検・日常点検の重要性

定期点検の重要性

都市公園法改正により、平成30年4月から年1回の遊具の定期点検が法令化されました。そのため管理者には公園施設の安全確保のために、専門技術者等による定期点検により適切な維持管理の判断を行う必要性が増しています。 都市公園法に定められた定期点検業務は点検資格を持つ専門技術者(公園施設安全管理士・公園施設製品整備技士)または点検技術者(公園施設点検管理士・公園施設点検技士)が実施しなければならないとされています。

一般社団法人 日本公園施設業協会会員による定期点検

一般社団法人 日本公園施設業協会は遊具の製造メーカーから点検、修繕を中心に行う企業など様々な立場の企業が参加している団体です。それゆえ、遊具製造時の設計や素材はもちろん、点検・修繕の現場での経年劣化などの情報を長年蓄積しています。そして、安全管理士会を定期的に開催し、より的確な定期点検を行う専門的知識や技術を全会員が共有しています。 また、技術委員会では事故情報や事故原因などの情報共有を行い、常に技術の研鑽に努めています。

平成30年度実施令和元年度実施令和2年度実施
全国の都市公園の遊具数※1436,470台436,470台436,470台
JPFA会員が担当した点検対象遊具数200,755台218,670台248,042台
JPFA会員が担当した点検遊具数の割合※2約46%約50%約57%

※1:国土交通省が実施した都市公園における遊具等の安全管理に関する調査より
※2:小数点以下は四捨五入

日常点検の重要性

日常点検は管理者が目視・触診・聴診などにより、遊具の異常や劣化の有無を調べます。日常点検で異常が発見された場合、もしくは異常の可能性があると判断した場合には、 専門技術者と相談し、早期に対応する必要があります。 物的ハザードを早期に発見して、適切に処理できれば、事故を防止できます。点検の頻度は月1回以上とし、特に動的な機能を持ったものは、より高い頻度で行う必要があります。

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