子どものやってみたいことへの挑戦からの学び

子どもの遊びの特徴と冒険心・挑戦心

・国土交通省の都市公園における遊具の安全確保に関する指針は、「子どもの遊びと特徴」で「子どもが遊びを通して冒険や挑戦をすることは自然な行為であり」と述べた後に、「子どもは、ある程度の危険性を内在している遊びに惹かれ、こうした遊びに挑戦することにより自己の心身の能力を高めてゆくものであり、子どもの発育発達段階によって、遊びに対するニーズや求める冒険、危険に関する予知能力や事故の回避能力に違いがみられる。」と説明しています。

・このような遊びに関わる子どもの特徴を踏まえて、子どもが遊びの中で,危ないことを予測・管理しながら、やってみたいことに挑戦してその成功や失敗を通して身につく力は、危険回避能力や生きる力、レジリエンスとなって、生涯にわたって役立ちます。そこで、関係者の方々には以下の様な子どもの特性を踏まえながら、子どもの遊びを見守って頂きたいと思います。

・子どもたちの冒険心・挑戦心に関する特性は
*幼児(3歳~6歳)期は自分の能力以上の行動をとるため、事故が起こりやすく、目を離すことができません。
*児童(6歳~9歳)期は運動量が増大し、調整能力、敏捷性や瞬発力・平衡性などが発達し、スピードやスリルを楽しみます。また、失敗するとケガをするような遊び方に挑戦しはじめます。
*幼児から児童期の特性として、「子どもはしばしば、物を使ってそのリスクを増大させながら、限界に挑戦することに興味を示します。しかし、この段階の子どもたちは、危険に対する感覚や危険回避能力が十分に発達しておらず、 子どもは往々にして自分は何でもできると感じています。」
 (ISO Guide50 Safety aspects –Guidelines for Child Safety in Standard)

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